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2011年度全国総合体育大会階級別速報(展望と講評)vol.3

本日、3回戦(ベスト16) » 8月12日

ピン級
昨日は試合がありませんでした。本日の2回戦は中嶋(奈良)、下岡(福井)のブロックチャンピオン同士の戦いに注目。岩田(東京)、永江(大阪)の対戦は両者ともバランスの良い選手であり、どちらが主導権を握るのかが勝敗の鍵を握りそう。1回戦で中国ブロックチャンピオンを破った、榮(福岡)はその勢いを持って九州ブロックチャンピオン大城(沖縄)との九州対決に挑む。
ライトフライ級
北信越チャンピオンの柏崎(石川)は1Rにタイミングのいい左フックでダウンを奪うと、チャンスを見逃さずに強打で試合を決めた。川浦(徳島)VS吉房(富山)のブロックチャンピオン同士の対決は、ペースを奪い合う好試合を展開したが、川浦の正確なヒットが勝敗を決めた。本日(B5)の柏崎と川浦の試合は昨日に続き、どちらが自分のペースを掴むかの好試合が予想される。ルーキーの井上(神奈川)は落着いた試合運びから、威力のある上下のコンビで試合を決めた。反対ブロックの糸州(沖縄)VS橋詰(大阪)は糸州が前半より攻勢を掛けたが、橋詰は糸州の距離になるとガードを固め、糸州はポイントを上げることができない。3Rに入り、疲れの見える糸州に対し一気に積極的な攻撃を掛け連続してポイントを重ねた橋詰が逆転勝ちを飾った。本日(B8)は井上と橋詰が対戦する。またAゾーンには、昨年の国体で井上に惜敗した田中(岐阜)も待ち構えている。
フライ級
大会2日目に早くも好試合が続いた。前日の予想以上に竹嶋(愛知)vs石里(福岡)は激しいペースの奪い合いとなった。ボディへの攻撃で石里が前半リードしたが、2Rから竹嶋が右のタイミングをアジャストして試合の流れを引き戻す。その後、焦りから単調になった石里を、竹嶋がポイントで引き離した。Aゾーンでは中嶋(奈良)と市村(京都)が見事な勝利を挙げた。同じ近畿ブロックの2人が早くも本日激突(A-12)するが、どちらのスタイルが相手を封じ込めるか?注目したい。王者、松本(神奈川)はプレッシャーを強めた圧倒的強さで東海チャンピオン河野(静岡)を撃破した。明日は東北チャンピオン佐々木(岩手)と対戦する。Bゾーンでは大阪で高い評判だった酒井(大阪)が勝ち上がってきた。力強い右ショートでダウンを奪い、2Rストップ勝ち。本日(B-)実力者の関東チャンピオン、菅原(千葉)との熱戦が期待される。
バンタム級
本日、ブロックチャンピオンの激突が2試合ある。まずは九州チャンピオン本木(大分)と中国チャンピオン小藪(岡山)の対戦。2回戦で野崎(山形)のサウスポースタイルにやや手を焼きながらもポイント勝ちした大木と、2回戦を圧勝して勢いに乗る小藪との対戦は好カードである。(A-14) Bリングでは関東チャンピオン坂口(千葉)と東北チャンピオンの小山内(青森)が戦う。(B-14)ディフェンスを固めながら要所で攻撃をまとめる試合巧者の坂口と、距離感が良く思い切った攻撃を見せる小山内の両者が果たしてどのような試合展開を見せるか。また、橋垣(兵庫)と秋山(大阪)の試合は3回戦ではもったいない好カードである。(B-16)   2回戦を振り返ると、奈良(静岡)が佐藤(三重)のアグレッシブな攻撃をかわして3回戦へ進出した他、鈴木(岐阜)、江口(栃木)は高い攻撃力をアピールして勝ち上がった。また全国的には無名だが佐久間(福島)の力強いボクシングは目を引いた。北信越チャンピオンの土田(新潟)も順当に3回戦へ進出している。
ライト級
連覇を目指す藤田(岡山)と対戦した佐川(青森)は、前半は緊張感のある好試合を展開したが、国際大会等の経験豊富な藤田が3Rに強引な攻めでカウントを奪い、最後に佐川を突き放した。佐川の敢闘が光った試合であった。同じゾーンでは、長身でキレと伸びのあるストレートで四国チャンピオンを破った内藤(千葉)や強打でKO勝ちの阿部(北海道)もいる。Aゾーンの丹澤(山梨)は野性味と攻撃力があり上位との対戦が楽しみな選手である。
ライトウェルター級
関東チャンピオン伊藤(東京)と北信越チャンピオン吉田(福井)がぶつかった。お互い近距離で打ち合いをする同じ様なスタイルだったが攻撃力の厚みで伊藤が抜け出した。中国チャンピオン道廣(岡山)と鄭(兵庫)は開始直後にお互い手を出し合うように注意を受ける。この展開は鄭のペースになるかと思われたが道廣が強引に打ち合いを仕掛け見事に打ち勝った。本日は九州チャンピオン沖島(福岡)と対戦。お互いに攻防のバランスの取れたパンチャー同士。目の離せない展開が予想される。最後は王者、高橋(京都)。試合運びの旨さはさすがであり、6-0の完成度の高いボクシングを見せた。
ウェルター級
ウェルター級は中一日置いて本日が2回戦となる。Aゾーンでは試合巧者の山崎(京都)が1回戦圧勝した佐藤(山形)にどのように挑むか。高田(大阪)には関東の深田(千葉)が挑む。澤江(熊本)と沖島(福岡)の九州対決も注目カードである。Bゾーンは昨年度国体ベスト8の江川(新潟)に河野(岐阜)がどのような戦いを見せるか。小竹(青森)の恵まれた上背とリーチを生かしたボクシングがまた高江洲の積極的な攻撃が2回戦でも見られるか各選手の好ファイトが期待される。
ミドル級
ミドル級は1回戦の8試合が行われた。九州チャンピオンの中川(熊本)は落ち着いた試合さばきで牧島(福岡)を下して2回戦へ進出した。ジョンソン(沖縄)は上体を柔軟に使いながら的確にパンチを決めて圧勝した。瀬戸(鹿児島)は各ラウンドごとにスタンディングカウントを奪いRSC勝ちした。一方カウントを奪われてもひるむことなく積極的なボクシングをみせた三浦(青森)の頑張りも評価したい。藤原(香川)は平原(広島)とのブロックチャンピオン同士の対戦を制して2回戦進出を果たした。