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2011年度全国総合体育大会階級別速報(展望と講評)vol.4

本日、準々決勝(ベスト8) » 8月13日

ピン級
好選手の実力伯仲であり、目が離せない試合が続く。東北チャンピオン後藤(青森)に長身からのストレートが光る北信越チャンピオンの鬼原(富山)が対戦する。これも好カードの永江(大阪)と岩田(東京)はきびきびした軽量級らしい試合展開を永江が制した。坪井(静岡)もバランスの良い好選手である。本日粘り強い榮(福岡)とどのような展開となるか興味が持たれる。井上(神奈川)と田中(岐阜)はともに1年生とは思えない安定感と力強い攻撃力が目立つが、今日この二人が対戦する。(B-2)お互いの兄「尚弥」と「克明」は昨年度国体で接戦を演じていることからも注目の一戦である。
ライトフライ級
柏崎(石川)対川浦(徳島)のブロックチャンピオン同士の一戦は好試合となった。川浦はスピードがあり距離感もよく、前半は柏崎を空転させ主導権を与えなかったが、ジャッジは柏崎の力強さと積極性を支持した。柏崎は今日(B-3)東北チャンピオンの武田(山形)と対戦する。井上(神奈川)対橋詰(大阪)は、1R前半は橋詰が積極的に仕掛け、後手に回った井上の大振りが目立ち有効打に結びつかない。後半から徐々にプレスを強め橋詰をロープ際に追込み2Rに強打で橋詰をねじ伏せた。敗れはしたが橋詰の善戦が光った。本日は九州チャンピオンの山下(福岡)と東海チャンピオンで、昨年の国体で井上に惜敗した田中(岐阜)が対戦する。(A4)
フライ級
昨日のフライ級最初のリングに王者、松本(神奈川)が登場。東北チャンピオン佐々木(岩手)を相手に近距離での打ち合いを制した。2分間の攻防において左右ボディアッパーでダメージを与える強さは圧巻であった。本日、松本には同点ポイントで3回戦を競り勝った勝負強さのある武山(岐阜)が挑む。Aゾーンでは市村(京都)対中嶋(奈良)の近畿ブロック強豪同士の対戦があり、1R前半は市村が回転力の連打で先制、後半は中嶋が左強打で挽回。2Rにその中嶋が左でダメージを与えたが市村も素早い反撃で互角の内容で進む。3Rに入り、お互い疲れたが、ここで中嶋の強気が空転してプッシングを繰り返し取られ減点、再度の反則で失格負けを喫した。好試合だっただけに終わり方が残念で仕方ない。本日からは強打とスキルを併せ持った8強の激突で熱く高レベルな戦いが続く。
バンタム級
Aゾーンではまず奈良(静岡)が距離を保ちながら的確にポイントを挙げてベスト8進出を果たした。小藪(岡山)と木本(大分)のブロックチャンピオンの対戦は小藪が制した。本日の対戦ではサウスポーで懐の深い奈良を小藪がどのように試合を展開するか興味が持たれる。(A-7)佐久間(福島)はバランスの良いボクシングで山路(鹿児島)を下した。佐久間の対戦相手となる夏野(富山)はスピードあるストレートを主体としたボクシングが功を奏した。この両者の対戦も好カードである。(A-8)Bゾーンは坂口(千葉)が堅実な試合展開で小山内(青森)とのブロックチャンピオン対決を制し、本日は北信越チャンピオンの土田(新潟)と対戦する。(B-7)また田中(神奈川)は同じ関東ブロックチャンピオンの江口にポイント勝ちする殊勲の勝利をあげた。注目の橋垣(兵庫)と秋山(大阪)の対戦は一進一退の展開の結果1ポイント差で橋垣に凱歌があがった。
ライト級
荒井(福岡)と正木(大阪)の両ブロックチャンピオンは安定した実力を発揮し共に勝ち上がり、今日(A-9)対戦する。丹澤(山梨)は野性味のある連打で相手をねじ伏せた。その勢いに乗って、昨年の国体3位で実力者の山部(熊本)と対戦する。瀬川(岩手)は2回戦で関東チャンピオンを破った勢いに乗り、2試合連続1Rで試合を終わらせている阿部(北海道)と対戦する。藤田(岡山)はフェイントからスピードとキレのあるパンチを上下や角度を変えて打ち分ける高い技術を見せた。今日対戦(B-10)する内藤(千葉)は長身で技術とスピードもあり、勇気を持って臨めば互角の戦いができる実力をもっている。
ライトウェルター級
Aゾーンでは但馬(愛知)と伊藤(東京)のパンチに自信を持つ者同士がお互い真っ向勝負をかけ、左右のボディショットで打ち合う。要所で但馬のインパクトある攻撃が目立ちわずかに激しい打ち合いを制した。Bゾーンではブロックチャンピオン同士、道廣(岡山)と沖島(福岡)が対戦。愚直な前進をする道廣に対し、沖島はリズム感ある連打で道廣の打ち終わりを狙う。打っては引く沖島のバランス良いスタイルがポイントにつながった。無人の野をひた走る勢いの王者、高橋(京都)はゴング直後に左右の強打でコーナーに追込み、二度のダウンを奪っての1Rストップ。いよいよ本日は上記の沖島(B-12)と対戦する。
ウェルター級
Aゾーンでは森(栃木)が終始攻勢を仕掛けて圧勝し、ベスト8進出を決めた。深江(熊本)と沖島(福岡)はバランスの良い両者が一進一退の試合を展開したが沖島が僅差で勝利し、1回戦に続きブロックチャンピオンを下す殊勲の勝利をあげた。高田(大阪)は距離を保ち効果的にパンチを決めて圧勝した。Bゾーン江川(新潟)は持ち前の左ストレートで主導権を握ったが、後半河野(岐阜)の粘り強い攻撃にやや苦しみながらもポイント勝ちした。菅原(岩手)は中盤からの攻勢で浅沼(宮城)を破った。高江洲(沖縄)はリードで距離を保ちながら主導権を握り大差でポイント勝ちした。多田(香川)は東北チャンピオン小竹(青森)の長いリーチに苦しみながらも僅差の勝利でベスト8進出を果たした。
ミドル級
Aゾーンの昨年の国体3位 酒井(北海道)はスピードと上手さを持っている。ヤバシ(愛知)は要所で相手のガードの隙を突く正確なボディブローやアッパーを決めた。九州チャンピオンの中川(熊本)は冷静に相手の動きを見て、チャンスに正確な右を打ち込み試合を決めた。ジョンソン(沖縄)はスムーズな上体の動きで、相手の有効打を許さず、タイミングのいい右をヒットさせ勝利した。