トップ画像

2011年度全国総合体育大会階級別速報(展望と講評)vol.5

準決勝の見所 » 8月14日

ピン級
鬼原 陸(富山/龍谷富山) VS 中嶋 憂輝(奈良/王寺工業)
世界Jr代表中嶋(奈良)が4回戦にしていよいよ本領発揮してきた。遠い間合いから左フック、ボディも叩く万能パンチャーは1年生にして試合の組み立てに長けている。対する鬼原(富山)も長身からの左右ストレートの正確さは非凡なものを持つ。この魅惑のカードはどちらが先に自分の間合いを掴むか見所になる。
坪井智也(静岡/浜松工業) VS 井上琢真(神奈川県/綾瀬西)
世界Jr代表井上(神奈川)が注目の田中(岐阜)戦を制してきた。兄(直哉)を思わせるバリエーション豊富な攻撃は素晴しい。対する坪井(静岡)も力強いワンツーから左ボディと立体的なコンビネーションを見せる。最軽量級とは感じさせない打ち合いは注目。
ライトフライ級
嶋田 達希(埼玉/花咲徳栄) VS 田中 亮明(岐阜/中京)
積極性とスピードのある左右ストレート攻撃で宮本(兵庫)の技術を封じた嶋田が、山下(福岡)との技術戦を制した昨年の国体準優勝の田中と対戦する。嶋田の勢いか田中の技術か、どちらが主導権を握るかが勝敗の鍵になる。
柏崎 天秀(石川/金沢泉丘○通) VS 井上 尚弥(神奈川/相模原青陵)
プレジデントカップ(インドネシア)金メダルの井上に、攻撃力で打ち勝ってきた柏崎が挑む。柏崎の積極的な戦い方から目の離せない打撃戦が予想される。
フライ級
小林 将也(新潟/新潟北) VS 市村 蓮司(京都/南京都)
連打の回転力が魅力のスタイリッシュな市村(京都)と、体力と力強さを併せ持つ左のパンチャー小林(新潟)の魅惑の対戦。ポイントを計算しながら試合の流れを作る市村のリズムを小林のパワーが上回るか。好カードである。
松本 亮(神奈川/横浜) VS 菅原 祥(千葉/西武台千葉)
松本(神奈川)は体幹がしっかりしている為、力強い強打を単発でなく連打してくる。ハンターのように仕留めかかる迫力は王者の名にふさわしい。対する関東チャンピオン菅原(千葉)もパワーに自信を持つパンチャー。特に角度の良い左ボディは一級品である。高次元な戦いが予想される。
バンタム級
奈良 楓也(静岡/飛龍) VS 佐久間 脩太(福島/勿来工業)
サウスポーでディフェンスが固く攻撃力もある奈良に対して上下の力強い攻撃でプレッシャーをかける佐久間との対戦。佐久間の攻撃を奈良がどのように対応して得意のストレート、フックを決めるかが見どころとなろう。
坂口 堅人(千葉/習志野) VS 橋垣 柊人(兵庫/西宮風香)
攻防にバランスの良い坂口と距離感抜群の橋垣との対戦。坂口はディフェンスも固いがいかにして自分の距離に持ち込んでパンチを決めることができるか、また橋垣はガードの固い坂口に対していかにしてパンチを当てるか実力伯仲の両者の熱戦が予想される。
ライト級
正木 修也(大阪/興国) VS 山部 宗一郎(熊本/阿蘇清峰)
試合巧者の正木と丹澤(山梨)の野性味のある攻撃を、一瞬の隙を突いたカウンターで制した山部の技術戦が予想される。どちらが自分のペースを掴むかが勝敗を分ける。
阿部 龍征(北海道/札幌工業○定) VS 藤田 健児(岡山/倉敷)
力強さで瀬川(岩手)に競り勝ったパンチャーの阿部と内藤(千葉)とのハイレベルな技術戦を制した王者藤田の対戦となる。阿部の勢いが藤田の洗練されたスタイルを崩すことができるかが鍵になる。
ライトウェルター級
金城 大明(沖縄/那覇) VS 石崎 遼(千葉/習志野)
金城(沖縄)が打撃戦を制して勝ちあがり、攻防とも高レベルな石崎(千葉)と対戦。どちらも厚みのある攻撃力を持っており、体力面も勝負の分かれ目になりそう。思考を絡めた駆け引きも含めボクシングの魅力が見れる一戦になるだろう。
高見 良祐(埼玉/花咲徳栄) VS 高橋 拓磨(京都/南京都)
高橋(京都)が横綱相撲で、未完の大器沖島(福岡)を破り順当に上がってきた。固いガードで相手に打たせる隙を与えないスタイルは良き見本と言える。対する高見(埼玉)は重厚な攻撃で1R51秒ストップ勝ち。心身とも充実して王者高橋に挑んでくる。至高のボクシングがリングが繰り広げられることを期待したい。
ウェルター級
沖島 翼(福岡/東福岡) VS 高田 侑典(大阪/興国)
柔軟な動きから攻撃を仕掛ける沖島に対してストレートの伸びのある高田との対戦。リードパンチで距離を取りながらストレートを武器とする高田のボクシング展開を沖島がいかにしてペースを崩すことができるか。
江川 雄太(新潟/新潟北) VS 高江洲 正達(沖縄/沖縄尚学)
オーソドックススタイルの高江洲と左ストレートが冴える江川との対戦。細かい技術では高江洲が上回るが江川のストレートは伸びがあり、高江洲はリーチのある江川に距離をとられると苦しい展開となる。どちらが主導権を取るかが勝敗を分けよう。
ミドル級
酒井 幹生(北海道/札幌工業) VS ヤバシ・チャータイ(愛知/名古屋工学)
昨年の国体3位の酒井と前日を1Rで決めたヤバシは、共にオーソドックススタイルで技術が身についた好選手である。積極的な酒井と基本に忠実なヤバシのどちらが主導権を握るかが勝敗を決める鍵になる。
中川 弘太(熊本/九州学院) VS ジュリアン・ジョンソン(沖縄/宮古総合実)
九州大会の再戦である。落ち着いて試合を組み立てる中川と、スムーズな上体の動きでデフェンスし、共にタイミングのいい右ストレートでポイントをとる戦い方をする両者のペース争いが予想される。前回同様の接戦が予想される。