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高校ボクシング全国大会の階級・ルール

高校ボクシング各全国大会

全国高等学校選抜大会ボクシング競技

1. 開催時期 3月下旬 大会日程・競技日程 4日間
2. 実施階級 ピン級からウェルター級までの7階級
3. 出場数 全国10ブロックと開催都道府県代表の各階級11名
4. 競技方法 個人戦のみ
    個人表彰の他に、JOCジュニアオリンピックカップ 最優秀賞 敢闘賞 技能賞があります。

全国高等学校総合体育大会ボクシング競技

1. 開催時期 7月下旬から8月上旬 大会日程7日間 競技6日間
2. 実施階級 ピン級からミドル級までの8階級
3. 出場数 モスキート級・ミドル級・ウェルター級はブロック複数代表制及び開催県代表の32名
    ライトフライ級からライトウェルター級は各都道府県代表の47名
4. 競技方法 個人戦及び学校対抗
    学校対抗の配点 優勝5点 準優勝3点 3位1点及び1勝するごとに勝ち点1点
    合計点により優勝校及び上位入賞校を決定します。

国民体育大会ボクシング競技

1. 開催時期 9月下旬から10月上旬 大会日程6日間 競技5日間
2. 実施階級 ライトフライ級からミドル級までの7階級
3. 出場数 各ブロック予選を通った少年・成年の各25都道府県の代表
    各都道府県は7階級中5階級にエントリー
4. 競技方法 個人戦及び総合(都道府県対抗)
    総合の配点 参加点10点 優勝8点 準優勝7.5点 3位5.5点 5位2.5点
    少年と成年の合計点により総合優勝及び上位入賞都道府県を決定します。

ボクシング競技のルール

ボクシングは、古代オリンピックの種目として行われ、数千年の古い歴史を持つ競技スポーツです。近代ボクシングは18世紀にイギリスで始まり、後に世界各国に広まりました。日本では1921年に東京ではじまりました。現在、世界連盟の加盟国は187カ国(1996年現在)で、オリンピック大会では陸上競技に次いで参加国が多く、世界各国で行われています。

1. 階級一覧
ボクシングは同じ体重の者同士で競技する合理的なスポーツで、ウエイトによって次のように階級がわかれています。
※2010年4月1日よりフェザー級(Fe)級が廃止されました。
階級 体重 使用グローブ 大会別
ジュニア シニア
ピン級 46kgまで(ジュニアのみ) 10オンス ※1 ※2      
ライトフライ級 46kg超過49kgまで " 10オンス ※3 ※4 ※5
フライ級 49kg超過52kgまで " "
バンタム級 52kg超過56kgまで " "
ライト級 56kg超過60kgまで " "
ライトウェルター級 60kg超過64kgまで " "
ウェルター級 64kg超過69kgまで 12オンス "
ミドル級 69kg超過75kgまで " "  
ライトヘビー級 75kg超過81kgまで " "      
ヘビー級 81kg超過91kgまで " "
スーパーヘビー級 91kg超過 " "
  • ※1 :選抜大会
  • ※2 高校総体
  • ※3 国民体育大会
  • ※4 全日本選手権
  • ※5 オリンピック・世界選手権等

ボクシングは体重の差が大きく影響するので、軽い階級に出場しようとして減食や、サウナ風呂などで無理に体重を落とす選手がいます。しかし、そのためにかえってコンディションをこわしたり、健康を損なうことがあります。ボクシングのベストウェイトはあくまで練習と節制によって保持すべきものです。

2. ラウンドとグローブ
ボクシングの競技時間は、シニアで3分3ラウンド、ジュニアで2分3ラウンド(全国選抜大会は3分3ラウンド)でラウンドの間には1分のインターバル(休憩)があります。シニア・ジュニアは3回だからプロより楽だという考えは正しくありません。
ラウンドの長短はスタミナを短時間で使いつくすか、長時間に分散し消費するかの違いです。いうならばシニア・ジュニアは全速力で疾走する短距離ランナーで、プロは緩急走法で走る中距離ランナーのようなものだといわれています。
使用するグローブは別表の通りジュニアとシニア、また階級により重さが異なります。また、拳を保護するため手にバンテージを巻きます。
服装はランニングシャツとトランクスを着け、シューズはスパイクのない柔らかいものを履き、ヘッドギアは頭部の保護に、カッププロテクターは下腹部の保護にそれぞれ着用が義務づけられています。
3. レフリーとジャッジ
ボクシングの審判は、1人のレフリーと5人(または3人)のジャッジで行います。
レフリーはリング内の競技に関して全てを管理しますが採点はしません。ジャッジはリングサイドに座ってルールに従い自主的に採点して勝敗を決定します。
4. ジュリー
日連主催やその他の競技会にはジュリーをおきます。ジュリーを務められるのは日本連盟がジュリーとして資格を認定した者 と なっています。
5. 勝敗の決め方
勝敗の決め方には次の7つがあります。
(1)ポイント勝<PTS>
競技終了後ジャッジが与えた得点勝ちの多数決で勝者を決定します。両競技者とも負傷するか同時にナックアウトになって競技が続けられないとき、またはトーナメントの最終試合で第2ラウンド以降に偶発的負傷により競技が続けられないときは、それまでの得点で勝敗を決めます。
(2)棄権勝<RET>
負傷その他の理由で競技者やセカンドから自発的に棄権を申し出たり、ラウンドが開始されても競技が続けられないときは相手を 勝ちにします。
(3)レフリー・ストップ・コンテスト勝<RSC>
(a)ワンサイド
両競技者の実力に格段の差があるか、ひどい強打をうけたとレフリーが判断したときはストップして相手を勝ちにします。またはポイント差が15Pついた時点でストップします。※海外は20P差。
(b)負傷
(ァ)負傷または健康管理上、競技の続行が不適当なときは、ストップして相手の勝ちにします。
この決定権はレフリーにありますが、医師に相談したときはその勧告にしたがわなければなりません。
(ィ)トーナメントの最終試合で第1ラウンドで偶発的負傷により競技が続けられなくなった場合は、負傷をしない競技者が勝者となります。
(c)カウントリミット
競技者が1ラウンドに3回または同一試合において4回カウントを受けたときは、相手が勝者となります。(ジュニア及びにおいては1ラ ウンド中に2回、同一試合において3回となります。)
(4)失格勝<DISQ>
競技規則第18条のファイルを犯して失格になったときは相手の勝ちになりますが、両競技者共に失格になることもあります。故意のファイルで失格になったときは、その競技に関するいっさいの賞品や賞状などを与えません。
(5)ナックアウト勝<KO>
競技者がダウンして10秒以内に競技を続けられないとき、またはレフリーがカウントを省略したときは相手を勝ちとします。
(6)ノウ・コンテスト<NC>
リングの破損や電灯の故障、天変地異、観衆の騒乱など、競技者の責任外またはレフリーの管理外の出来事のための状態で 競技ができないときは、レフリーは中止してノウ・コンテストを宣言します。その他の処理は連盟が決定します。
(7)不戦勝<WO>
競技者の一人がリングに登場しなければ相手を勝ちにします。レフリーはジャッジに不戦勝を知らせてジャッジ・ペーパーを集め、アナウンスがあったら勝者の手をあげます。
6. 得点評価の条件
アマチュアは得点評価の基準がクリーン・ヒットの数と接近戦の連打と、反則の3つに限定されています。
(1)ヒット
ヒットとはナックルパート<拳の第1関節と第2関節が構成する面>で、相手のベルトラインから上の前面と 側面に防がれたり妨げられたりせず、肩の重みの加わった打撃のことです。
  ただし、次のような打撃はポイントになりません。
(a)ルール違反した打撃
(b)オープン・グローブやナックル・パート以外の攻撃
(c)肩や体のウエイトを伴わない打撃
(d)妨げられたり、防がれた攻撃
(e)肩と腕部への打撃
(2)反則
警告に値するファウルを犯した場合はレフリーが警告しなくても、ジャッジは1点減点します。
注)ナックダウンに対しては特別な点数は与えません。ダウンしても、しなくてもクリーンヒット1発はあくまでも同じ評価をします。
7. 採点法
各種全国大会・国際大会ではコンピューターによる電子採点機を使用して採点しています。これは5名のジャッジのうち3名以上が有効打と判断した場合にポイントとなり、そのポイントの合計点で勝敗を競います。
また、国際大会や国内の各種ブロック大会等ではGマシーンを使用する場合もあります。これは5名のジャッジが採点し、両選手に付けた得点の、それぞれ一番高いものと低いものを除いた、3名の平均点で勝敗を決めます。
また、ジャッジペーパーを用いて、1ラウンド20点法で採点する方法もあります。ジャッジは得点評価の基準に従ってラウンドごとに 優れた方に20点、劣勢な方には比例的に減じた点数を与え、互角の場合はともに20点を与えます。3ラウンドが終わった後、得点を合計してポイントの多い方を勝ちにします。
合計点が同じ場合でもアマチュアでは引き分けはありません。
コンピュター採点の場合はインディビジュアルポイントの数の多いほうを勝ちとします。インディビジュアルポイントとは表向きのポイントにはならない3名に満たない1~2名が同時に押した支持ポイントの事です。
※海外では同点の場合アクセプテッドポイントの内容にて評価することになっています。アクセプテッドポイントとは1秒間に3人以上のジャッジがボタンを押した場合に認められますがこれは1ポイントを支持したジャッジの数が3人・4人・5人と異なる場合があるので全てのアクセプテッドポイントを何名のジャッジが支持したかの比較により多いほうを勝者として決定します。
また、Gマシーンやジャッジペーパー方式では、第一に主導権を握った者、あるいはよりよいスタイルを示した者。もしこれで決まらなければ、より優れた防御を示した者の順序で必ず勝者を決めなければなりません。
8. 反則
選手の反則行為に対してレフリーは注意を与えたり、警告したり失格にします。注意はポイントに影響しませんが、レフリーが警告を与えた場合は、ジャッジは2点を反則を犯さなかった相手に加点できます。しかし、あくまでジャッジの自主的判断であり、反対なら相手に加点しなくても良いことになっています。
またレフリーが警告しなくてもジャッジは独自に反則を発見し、相手に加点することもできます。レフリーから3回警告を受ければその選手は自動的に失格になります。
ボクシングで禁じられている主な反則行為は次の通りです。
(1)ベルト・ライト以下または背部を加撃すること。
(2)オープン・グローブやグローブの内側、または手首の側面で打つこと。
(3)頭や肩、前腕、肘を突き当てたり、あるいは蹴ること。
(4)相撲行為。
(5)相手の体やグローブをつかんだり、抱いたり脇の下に腕を入れること。
(6)ブレークを命じられて後退しないこと。
(7)危険性のあるベルト以下のダッキング。
(8)相手を押したり引っ張ること。
(9)ダウン中または立ち上がりつつある相手を加撃すること。
(10)相手に寄りかかること。
(11)完全遮蔽(しゃへい)、または故意のダウン。
(12)ロープの不当な利用。
(13)競技中の非礼な挑発的言動。
(14)ガムシールドを何回も落としたり、はき出すことなど。